初めに建築デザインからプレゼンまでの制作を前提として、テンプレート・マニュアル作りの流れと注意点について解説してみようと思います。
テンプレート・マニュアル作り
デザインやプレゼンで自分だけのテンプレート・マニュアルを事前に作ることで、作業の効率化につながり、そしてチームでの作業の際にも資料をシェアするのに役立ちます。
テンプレート・マニュアルの良い例
マニュアルは書籍や文章にまとめておくこともできますが、さらにわかりやすく伝えるには動画を活用して操作の手順を示すことが非常に効果的です。
建築設計に使われる専門用語を書面にしても理解が難しく、3Dモデリングや製図の操作はインターフェースに慣れない人は書面を見ても分かりにくい場合があります。
もし慣れていない人のためのテンプレート・マニュアルを製作する場合、PCの画面録画などを使って操作演習をまとめておくことが好ましいでしょう。
テンプレート・マニュアルの製作の仕方
書面の場合
書面テンプレート・マニュアルを制作する場合、文字だけではなく、関連画像を添付しましょう。大まかな手順は、
- 作業・操作の内容を原稿にまとめます。
- 原稿と似た内容のものがないかをネットで検索。
- 引用できる内容がある場合、引用元のネットリンクをマニュアルに記載。
- 文章に画像を織り交ぜ、PC上での操作はスクショなどを載せます。
- 編集用のデータの他に、クラウドなどに予備を保管しておきます。
- WordやPptなどで記事を書いた場合、格式をPDFにして圧縮します。
- シェアする場合、ブログやサイトなどにアップしましょう。
以上の通りになります。
動画の場合
動画を制作する場合、スマホでの撮影やPC内での画面録画でも、カメラから画面の直録りでも構いません。大まかな手順は、
- 作業・操作の内容を原稿にまとめ、話すべき内容を整理します。
- YouTubeや他動画サイトで似た内容がないかを検索。
- 既存の動画で語られていない内容だけをマニュアル用にピックアップ。
- 一連の流れを、説明を加えながら撮影。
- 撮影後、動画の時間、音声や画像に不備がないかを確認、編集します。
- 動画の時間が長過ぎる場合は前後編に分割、動画を10~30分以内にまとめます。
- 動画ファイルの予備をクラウドやHDDなどに保管します。
- テーマごとにファイル分類し、シェアする場合は動画サイトにアップします。
以上の通りになります。
テンプレート・マニュアルの注意点
原則
書面や動画にまとめる際には自分だけが見るものではないので、製作の際には誰でも分かりやすい言葉で、説明は程よい速度で、特定の人を誹謗中傷するような言葉を避けるのを心がけてください。
テンプレート・マニュアルを他人と共有した際に、理解できなかった部分や疑問をしっかりと記録し、さらに分かりやすくできるように改善していきましょう。
用途
全てのデザインに同じテンプレート・マニュアルが使えるわけではありません。時に特殊な条件に合わせて、内容を変化させることもあります。重複する作業を効率的にこなすためのテンプレート・マニュアルだと考えてください。