かーきアサヒの建築手記

建築デザインについての時短術や現留学先での生活の違いを面白くまとめていきます

建築デザイン時短術!オススメ書籍紹介!!

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建築デザイン関連の書籍で実際に読んだものの中からオススメを紹介していきます。

 

建築を勉強しはじめて間もない方、良い本に出会いたい!と強く願う方に向けて、建築学の傑作と言える本を挙げていきます、ぜひご覧下さい。

 

 

オススメ書籍紹介

永久保存版

Architecture: Form, Space, & Order 4th Edition - Francis D.K. Ching
Architecture: Form, Space, & Order

Architecture: Form, Space, & Order

 
建築のかたちと空間をデザインする

建築のかたちと空間をデザインする

 

言わずとも建築デザインを勉強する入門書として、最もふさわしい一冊。建築の知識に乏しい学生よりも、建築についてある程度知っている方が読むと、さらに効果があります。

 

全世界で30年間のロングセラーとなっている本書は、非常に美しくて精密な図解と、分かりやすい注釈と建築用語の説明、そしてなんと言っても研究し尽くされたレイアウトが、”建築の聖書”たらしめる所以となっています。

 

 

内容は建築理論、歴史、設計の作品と幅広い範囲をカバーしていて、この一冊だけでも建築デザインの大百科的な存在と言えましょう。

 

Francis D.K. Chingのシリーズの書籍は全て非常に完成度の高い仕上がりになっています。アマゾンのリンクでは日本語版も載せましたが、第4版ではレイアウトが刷新されたこともあるので、英語版原著またはKindle版の購入を強く推奨します。

 

Building Structures Illustrated: Patterns, Systems, and Design - Francis D.K. Ching(-)

Francis D.K. Chingと他二人の協力者による建築構造に重点を置いた著書です。様々な構造形態を大量の分析図によって、分かりやすく解説された本です。

 

Architecture: Form, Space, & Orderの非常に洗練された図解とレイアウトの特徴を受け継ぎ、近代的な建築構造から現代の大型建築までを実例として分析している稀有な書籍です。

 

前述の二冊は英国の大学の必読書籍でもあり、学生から建築士まで幅広く評価を得ているので、永久保存版として購入して間違いありません!

 

積読リスト一覧

永久保存して間違いない前述の二冊を除き、残りの書籍は大枚をはたいて購入するほどでもなく、しかし経済的な余裕があればぜひ積読(つんどく)して置いておきたい、もしくは図書館で見かけたら必ず借りて読んだほうが良い!というものを挙げていきます。

 

 

The Image of the City - Kevin Lynch
The Image of the City (Harvard-MIT Joint Center for Urban Studies Series)

The Image of the City (Harvard-MIT Joint Center for Urban Studies Series)

  • 作者:Lynch, Kevin
  • 発売日: 1964/06/15
  • メディア: ペーパーバック
 
都市のイメージ 新装版

都市のイメージ 新装版

 

都市の設計と言えばこの本が上位に食い込むほどの名著。都市設計を勉強する方だけでなく、建築デザインに従事する方、都市デザインを含む建築デザインをこれから考える方でも非常に読み応えのある一冊です。

 

都市デザインのアプローチや手法のみならず、抽象度の高いテーマを論じているところ、デザインの分析から体系化するまでの姿勢がかなり評価を得られています。

 

Modern Architecture Since 1900 - Willian J.R. Curtis
Modern Architecture Since 1900

Modern Architecture Since 1900

 

建築の歴史について体系化されて記載されている、建築理論、建築歴史を研究する方にとって避けては通れない一冊。

 

著者は実践、美学、社会などの様々な観点から、近代建築家と時代の潮流を解説しています。特に芸術と象徴としての建築を語っている本になります。

 

101 Things I Learned in Architecture School - Matthew Frederick
101 Things I Learned in Architecture School (MIT Press)

101 Things I Learned in Architecture School (MIT Press)

 

※買うなら必ず洋書版を!

 建築学校で学んだ101のことをイラストと文章にして見開きの左右ページに落とし込んだユニークな形式の本です。特に建築を学ぶ方に共感できる内容が多いので、オススメできる一冊です。

 

装丁とレイアウトの都合上、日本語版のものは残念な仕上がりだったので、購入する場合は洋書版が望ましいです。

 

既に15カ国語に翻訳されているので、高確率でこの本を読んだことのある建築学生に海外で出会えます。

 

The Ten Books on Architecture - Vitruvius
The Ten Books on Architecture

The Ten Books on Architecture

  • 作者:Vitruvius
  • 発売日: 2020/06/23
  • メディア: ペーパーバック
 
ウィトルーウィウス建築書 (東海選書)

ウィトルーウィウス建築書 (東海選書)

 

西洋建築を語るには絶対に目を通す必要がある、それだけ重要な意義を持つ建築十書。建築で一番有名な「良い建築は、堅固さ、実用性、美しさ、3つの条件で成り立つ」という言葉を残したウィトルウィウスの著書です。

 

21世紀の今でもなお、西洋建築の設計に通用する本質が記されていて、尚且つ最も知られている建築理論書なので、積読して表紙を愛でるだけでも非常に意義があります。初心者は内容はサッと目を通すだけでも良いでしょう。

 

Drawing Architecture - Helen Thomas
Drawing Architecture: The Finest Architectural Drawings Through the Ages

Drawing Architecture: The Finest Architectural Drawings Through the Ages

  • 作者:Thomas, Helen
  • 発売日: 2018/10/24
  • メディア: ハードカバー
 

重い、厚い、美しいの三拍子が揃った様々な建築家のドローイングスケッチを276枚集めたドローイング集。時代を超えた建築家達の叡智の結晶であるドローイングやスケッチには、設計者の意図を市民に伝える力があります。

 

本書は蔵書としても価値があるので、建築家へのプレゼントとして送るのはいかがでしょうか?きっと喜んでくれるはずです。(持っているかどうかは事前に確認しましょう)

 

A Pattern Lanugage - Christopher Alexander

恐らく多くの建築家がこれを読んで実際に設計していると思われるほど実用性の高い建築理論の手引書。

 

C. Alexanderの著書は理論展開に常々猛烈な賛否両論を醸していますが、誰にでも分かりやすいパターンとして、利用できるようなフォーマットをつくったことに関しては非常に評価が高いです。

 

邦訳がパターンの説明を大幅に省略している箇所があるため、完全な状態で読む場合は洋書を推奨。C. Alexander の著書はこのシリーズが有名。まさか建築学よりもソフトウェアやSE業界で有名になるなんて誰もが予想しなかったと思います。

 

Architecture: an Art for All Men - Talbot Faulkner Hamlin
Architecture - an Art for All Men

Architecture - an Art for All Men

 

建築、設計、建築理論について書かれた1947年に出版された古書の重版です。

 

時代が世界大戦の最中なので、本の内容にも少し勝利風を吹かせた誇張表現がありますが、クラシックな建築の入門書として優秀な一冊です。

 

既に建築家であれば説明的すぎる導入が鼻につくかもしれません。近代建築家のギリシャ建築に対する熱狂の根源がわかるようになります。

 

建築家 安藤忠雄 - 安藤忠雄
建築家 安藤忠雄

建築家 安藤忠雄

 

建築家安藤忠雄による自伝。40年に渡り、無名で専門教育を受けていなかった建築士安藤忠雄が、世界の大学で建築を教える立場になり、世界に建築作品を残すという、自身の夢を実現するまでの物語が綴られています。

 

日本を代表する建築家のひとりとして、異色の経歴を持つ安藤忠雄の勇気と継続する精神に心を打たれた人は少なくありません。

 

建築家の自伝を読むなら、絶対に欠かせない一冊です。

 

El Croquis 152-153: Herzog & De Meuron
El Croquis 152-153: Herzog & De Meuron

El Croquis 152-153: Herzog & De Meuron

  • 発売日: 2011/02/10
  • メディア: ペーパーバック
 

ヘルツォーク、ド・ムーロンの作品を詳細に語った特集号の雑誌。2001年のプリツカー賞受賞者でもある彼らの作品は、年を増すごとに意外性を増し、ついにエルプフィルハーモニーハンブルクという神作を世に降臨させました。

 

建築界で熱狂的なファンの多いヘルツォーク、ド・ムーロンのコンビ、そしてハンブルクの作品を拝むためだけにEl Croquis誌を購入すると言っても全く過言ではありません。

 

El Croquis誌は特に有名建築家(主にプリツカー賞受賞者)の図面を含む作品を非常に詳細に取り上げているので、下調べにはもってこいの資料です。

 

Typological Formations: Renewable Building Types and the City - AA
 

issuu.com

AAスクールのLawrence Barth / Chiristopher C.M. Lee / Samuel L.S. Jacobyらによるタイポロジーの研究ポートフォリオ。ISSUUネットに掲載されているので、いつでも閲覧可能です。

 

タイポロジーデザインとは?という方のために、全ての設計の過程が非常に分かりやすく可視化されています。GrasshopperやPython、ArchGISといったデジタルファブリケーションの手法で、都市空間の交通や機能の問題を解決するという試みが行われています。

 

Morphosis: Buldings & Projects Vol. V- Thom Mayne
Morphosis: Buildings & Projects Volume V

Morphosis: Buildings & Projects Volume V

  • 作者:Mayne, Thom
  • 発売日: 2009/02/17
  • メディア: ハードカバー
 

MorphosisシリーズのVol.5の作品集。トム・メインは先見の明を持った、数少ない前衛的な建築家として活動をしています。

 

アバンギャルド建築の代表として、模型制作力、ドローイング力、分析力、表現力の優れたトム・メインの作品はどれも完成度が驚くほど高く、学生であれば誰もが一度は真似したい!と思えるような格好良さを持っています。

Great Streets - Allan B. Jacobs
Great Streets (The MIT Press)

Great Streets (The MIT Press)

  • 作者:Jacobs, Allan B.
  • 発売日: 1995/08/04
  • メディア: ペーパーバック
 

都市の街道をドローイングによって解析し、何が街道を偉大なものにたらしめているのかを話した一冊。

 

専門性と詩的な表現を兼ね持ち、非常に読みやすい印象のある本書では、世界中の50の都市の街道を平面、立面、断面図によってデザインをロジカルに解説しています。建築学生にとって非常に読み応えのある本です。

 

Life Between Buildings: Using Public Space - Jan Gehl
Life Between Buildings: Using Public Space

Life Between Buildings: Using Public Space

  • 作者:Gehl, Jan
  • 発売日: 2008/05/25
  • メディア: ペーパーバック
 

偉大な建築家ヤン・ゲールによる公共空間と人の心理的な関係を紐解いて解説した一冊。

 

未来の都市計画や住宅区設計に多大なる影響を残し、環境心理学、都市設計といった研究分野では必読の一冊です。

 

ヤン・ゲールの鋭い洞察によって都市の公共空間、散歩道や人々が交流をする公園などがいかに大衆の心理に影響を及ぼしているかを鮮明に描いています。

 

現在では多くの言語に翻訳され、世界中の学生や建築家に読まれている一冊です。

 

Constructing Architecture: Materials, Processes, Structures; A handbook - Birkhauser
Constructing Architecture: Materials, Processes, Structures; A Handbook

Constructing Architecture: Materials, Processes, Structures; A Handbook

  • 発売日: 2018/07/09
  • メディア: ペーパーバック
 

構造と建設と材料の義務的な説明に終わらず、その背後に秘められた建築学の抽象概念と物質の意味について語った、造詣の深い一冊。

 

建築の実例分析もレベルが高く、内容も驚く程豊富で、本もかなり分厚いです。

 

まさに構造に関してならば”傑作”と言える一冊でしょう。

 

The Poetics of Space - Gaston Bachelard
The Poetics of Space (English Edition)

The Poetics of Space (English Edition)

 
空間の詩学 (ちくま学芸文庫)

空間の詩学 (ちくま学芸文庫)

 

建築の詩的なアプローチの最高峰と言えば、この「空間の詩学」の一冊。

 

モダニズム建築が発展の方向を見失い、袋小路へと迷いこんだとき、ガストン・バシュラール現象学と建築の象徴的な意義の角度から、建築に対しての思考と想像を重ねました。

 

流動性、漫歩、夢、融合、なか、そと、離散、群、縮図といったキーワードによって展開される建築の理論は理論そのものが重要なのではなく、詩的なアプローチで詩を読むことこそが大切なのだと、気づかされる本です。

 

CCCP: Cosmic Communist Constructions Photographed - Frédéric Chaubin

写真家のフレデリック・ショーバンによるソビエト建築の写真集。

 

1970年から1990年の間にソビエト建築の異常なほどに膨れ上がった想像力と成長を写真家の彼が鮮明に記録をしました。この建築の多様性と混沌とした建築様式は旧ソビエト共和国のイデオロギー的な夢を表しています。

 

本書で取り上げられた90のソビエト建築はまごう事なき神作でしょう。

 

Architecture from the Outside - Elizabeth Grosz
Architecture from the Outside: Essays on Virtual and Real Space (Writing Architecture)

Architecture from the Outside: Essays on Virtual and Real Space (Writing Architecture)

  • 作者:Grosz, Elizabeth
  • 発売日: 2001/06/22
  • メディア: ペーパーバック
 

 建築理論と哲学についてまとめられた一冊。内容は建築とあまり関係がないとも言えますし、だからこそ建築に強く関係するのだとも言えます。

 

視点の展開法が目を引く本で、特に第4章以降の理論展開には、フランス哲学家のDeleuse Gilles からインスピレーションを受けたような興味深い内容になっています。

 

建築哲学について詳しく知りたい方には非常に読み応えのある本です。

 

The Fountainhead - Ayn Rand
The Fountainhead (Penguin Modern Classics)

The Fountainhead (Penguin Modern Classics)

  • 作者:Rand, Ayn
  • 発売日: 2007/02/01
  • メディア: ペーパーバック
 
水源―The Fountainhead

水源―The Fountainhead

 

天才的な建築士である主人公ロークが社会を啓発するも、出る杭は打たれる如く、様々な理不尽と戦うというストーリーの小説。

 

この本を手がけたアイン・ランドアメリカで最も有名な女性思想家のひとりで、本書も悪しき平等主義を汲んだ保守的な時代の流れを濃く表現しています。

 

邦訳担当者に「この小説を多くの日本人が受け入れられるならば、日本の未来にも可能性が残っている」と言わせるまでの前衛的な内容です。

 

Structures: Or Why Things Don't Fall Down - J.E. Gordon

どうして吊り橋は車道8レーンを通しても崩れ落ちないのか?ダムはなぜ巨大な水量を貯めておけるのか?どうして人は腰が痛くなるのか?歴史上の偉大な建築の偉大たる所以とは?などの疑問を解決してくれる一冊です。

 

どちらかというと、物理学の教典で、構造設計と直接関係はありませんが、非常に面白い視点で様々な謎とその背景を分かりやすく教えてくれます。

 

Lessons for Studens in Architecture - Herman Hertsberger
Lessons for Students in Architecture

Lessons for Students in Architecture

 
都市と建築のパブリックスペース

都市と建築のパブリックスペース

 

ヘルマン・ヘルツベルハーが贈る建築学生への教科書。建築と都市の公共空間を人の行動、認知の観点で解説している本書は入門書として非常に質の高い内容となっています。

 

本で取り上げられている時代の海外で討論されているコモンスペースの常識は日本やアジア圏では厳密には異なるため、海外の建築様式や文化を知るためには欠かせない一冊です。

 

ヘルマン・ヘルツベルハーのSCI-Arc講義はネットにも公開されているので、興味のある方はぜひYouTubeで検索してみましょう。

 

Complexity and Contradiction in Architecture - Robert Venturi
Complexity and Contradiction in Architecture (Museum of Modern Art Papers on Architecture)
 
建築の多様性と対立性 (SD選書174) (SD選書 (174))
 

ロバート・ヴェンチューリの作品と思想を強く反映する建築理論書。

 

著者の主張では、建築は未完性を有する。単純明快な建築物よりも複雑性を持つ建築物がはるかに上位互換的な存在である、という旨が非常に賛否両論を呼んでいます。

 

かなり難解で複雑な理論展開をされているので、反芻して徐々に著者の立場を理解していきましょう。建築愛好家にとって絶対に外せない一冊です。

 

Learning From Las Vegas: The forgotten Symbolism of Architectural Form - Robert Venturi(-)
ラスベガス (SD選書 143)

ラスベガス (SD選書 143)

 

ヴェンチューリによる建築歴史を解説した古典的な一冊。ラスベガスを切り口に、「Complexity and Contradiction in Architecture」では語られなかった側面を更に分かりやすく分析しています。

 

モダニズム建築に異議を唱えたポストモダニズム建築の理論と言えます。平凡で醜い建築や場所にそぐわないような建築を一方的に批判するのではなく、そこからも何かを吸収し、さらに建築の発展を望む姿勢は建築学生が見習うべきものでしょう。

 

Experiencing Architecture - Steen Eiler Rasmuseen

かなり昔の書籍なので、PDFがネットに公開されています、リンクは以下より。

https://monoskop.org/images/5/55/Rasmussen_Steen_Eiler_Experiencing_Architecture_1962.pdf

 

著者のRasmussenから贈られる建築実践の古典を軽快な言葉で綴った一冊。ティーカップや乗馬用シューズ、ゴルフボールや潜水艇、パラディオや円明園の稚魚亭など、優秀なデザインを生み出すための奇想天外なアプローチが意外性をつくりだしているのだと、Rasmussenは解説します。

 

この本は、良いデザインとは何か、そしてどのように良いデザインを解釈できるのかを教えてくれる教科書のような存在です。

 

The Eyes of the Skin: Architecture and the Senses - Juhani Pallasmaa
The Eyes of the Skin: Architecture and the Senses

The Eyes of the Skin: Architecture and the Senses

 

ユハニ・パルラスマによる、建築理論の古典として言い伝えられる著書。建築の表皮は外部、内部と情報を交換するための重要な媒体であるということを主張しています。

 

建築のファサード、スキンという考え方の源流はこの本から来ています。デジタルファブリケーション建築を研究する方は必ず読むべき名著でしょう。

 

本著は非常にフレンドリーで明るい論調によって綴られているため、建築学生はとっつきやすい本です。

 

Ten Canonical Buildings: 1950-2000 - Peter Eisenman
Ten Canonical Buildings: 1950-2000

Ten Canonical Buildings: 1950-2000

  • 作者:Eisenman, Peter
  • 発売日: 2008/06/24
  • メディア: ハードカバー
 

ピーター・アイゼンマンによるアメリカ建築界で重要な意味を占めている建築理論書。20世紀後半の最も影響力のある建築家10名(ル・コルビュジエ、カーン、ミース、ヴェンチューリ、ロッシ、コールハース、リップスキン、ゲーリースターリング、モレッティ)ら各自の代表作を一つずつ分析して建築の歴史を明らかにしていきます。

 

ピーター・アイゼンマンは建築家ら10名の理論展開と設計貢献、そして革新的なデザインについて分析し、モダニズム以降の建築の発展についての反省点を挙げています。

 

卓越した理論家でありながら、空間に対しての造詣も深いので、興味のある方は彼の作品集を探してみると良いでしょう。

 

Asterios Polyp - David Mazzucchelli
Asterios Polyp (Pantheon Graphic Library)

Asterios Polyp (Pantheon Graphic Library)

 

もしも人生が一枚の建築図面ならば、あなたの家はどのようなデザインでしょうか?そんな建築家の人生について考えるきっかけをくれる最高の漫画です。

 

芸術家/漫画家デイビット・マズッケリが手がける代表作の「アステリオス・ポリプ」は全米を沸かせるほど人気が高く、熱狂的なファンもたくさんいます。

 

死ぬ前に読まないと確実に損する建築家のストーリー漫画、休暇中に購読されてはいかがでしょうか?

 

 

 

以上が私の推奨する書籍のラインナップでした!

 

さらに読むべきオススメ書籍リスト

さらに建築デザインを学ぶにあたって読むオススメの書籍を随時この記事内でリストアップしていきます。

 

※次回更新までにこんな本もオススメだよ、という方は下記のコメント欄やDM、または archiasahi@gmail.com のメールに意見を下さい!可能であれば、更新時に取り上げていきたいと思います。

 

補足

環境心理学の分野でもオススメできる書籍をまとめました。

asahi-kaki.hatenablog.com